宮花物語
「何ですって!」
妃付きの女人でありながら、自分が妃になり、その上国母になりたいとは。
卑しい身分でありながら、なんて事を思い付くのだ。
「それで?黒音が、黄杏さんに手を出したの?」
「そう思われます。実は黄杏様が、ご懐妊後しばらくの間、つわりに悩まされたとか。」
「つわり?本当なの?」
「はい。ただ、直ぐに治まったそうでございます。」
「そうだったの。その為に、私達にも分からなかったのか。」
「そのつわりなのですが……」
女人は、一歩青蘭に近づいた。
「これは老婆の元洗濯人に聞いた話なのですが、黒音はあまりにも重い黄杏様のつわりを、その老婆に相談したそうです。老婆は薬草がいいと薦めたのですが、その時に、『重いつわりなら、お子は男の子じゃな。』と言ったそうです。」
「男の子!?それで?実際、黄杏さんのお子は?」
「医師に聞いた話ですと、やはり男の子だったそうです。」
妃付きの女人でありながら、自分が妃になり、その上国母になりたいとは。
卑しい身分でありながら、なんて事を思い付くのだ。
「それで?黒音が、黄杏さんに手を出したの?」
「そう思われます。実は黄杏様が、ご懐妊後しばらくの間、つわりに悩まされたとか。」
「つわり?本当なの?」
「はい。ただ、直ぐに治まったそうでございます。」
「そうだったの。その為に、私達にも分からなかったのか。」
「そのつわりなのですが……」
女人は、一歩青蘭に近づいた。
「これは老婆の元洗濯人に聞いた話なのですが、黒音はあまりにも重い黄杏様のつわりを、その老婆に相談したそうです。老婆は薬草がいいと薦めたのですが、その時に、『重いつわりなら、お子は男の子じゃな。』と言ったそうです。」
「男の子!?それで?実際、黄杏さんのお子は?」
「医師に聞いた話ですと、やはり男の子だったそうです。」