宮花物語
だが、これは黄杏から頂いた薬草。
子沢山村に伝わる、薬草。
一度は、王のお子を宿した黄杏も、飲んでいた薬草なのだ。
「飲まなきゃ……」
紅梅は鼻を抓みながら、一気に飲み切った。
するとなんだか、体がポカポカしてきた気がした。
「これで、効き目があるのかしら。」
紅梅がため息を一つすると、女人が王の訪問を、知らせてくれた。
「紅梅。邪魔するよ。」
久しぶりに夜に見た、王の姿。
「お邪魔だなんて。いつでも、いらしてください。」
そう答える紅梅が、いつもと違う雰囲気であることを、王は見逃さなかった。
「……今日は、雰囲気が違うね。髪をおろしているせいかな?」
「はい。青蘭さんや、黄杏さんの真似をしてみました。」
「二人の?」
それを聞いた王は、紅梅の隣に座った。
「二人の真似などしなくてもよい。紅梅には紅梅の、よいところがたくさんある。」
「……有難うございます。」
子沢山村に伝わる、薬草。
一度は、王のお子を宿した黄杏も、飲んでいた薬草なのだ。
「飲まなきゃ……」
紅梅は鼻を抓みながら、一気に飲み切った。
するとなんだか、体がポカポカしてきた気がした。
「これで、効き目があるのかしら。」
紅梅がため息を一つすると、女人が王の訪問を、知らせてくれた。
「紅梅。邪魔するよ。」
久しぶりに夜に見た、王の姿。
「お邪魔だなんて。いつでも、いらしてください。」
そう答える紅梅が、いつもと違う雰囲気であることを、王は見逃さなかった。
「……今日は、雰囲気が違うね。髪をおろしているせいかな?」
「はい。青蘭さんや、黄杏さんの真似をしてみました。」
「二人の?」
それを聞いた王は、紅梅の隣に座った。
「二人の真似などしなくてもよい。紅梅には紅梅の、よいところがたくさんある。」
「……有難うございます。」