宮花物語
まだ両親と一緒に暮らしたい盛りに、今からここに暮らすのだよと、連れて来られた王宮。
王族の遠い親戚で、物心ついた時から、王の妃になるのだと言い聞かされていたけれど、一体誰の妻になるのか、一切知らされていなかった。
やっと『お前の夫になる人だよ。』と、紹介されたのが、まだ子供だった信志だった。
だから白蓮は、信志以外に、結婚相手がいたなんて知らない。
「あなた様だけです……私が、たった一人の方だと、決めたのは……」
自分の胸の中で、嗚咽を漏らす年上の妻を、信志は離す事などできなかった。
子供の頃は、一緒に遊ぶと行っても、大人しい遊びしかできなくて、いつも白蓮に負けていた信志。
一緒にいても、ぎこちない雰囲気になっていた時もあった。
少しだけ成長して、人は大人になると異性と夫婦になり、子を成して家族を作っていくと知り、その相手が白蓮だと分かった時には、恥ずかしくて、一言も話さず避けていた時も。
王族の遠い親戚で、物心ついた時から、王の妃になるのだと言い聞かされていたけれど、一体誰の妻になるのか、一切知らされていなかった。
やっと『お前の夫になる人だよ。』と、紹介されたのが、まだ子供だった信志だった。
だから白蓮は、信志以外に、結婚相手がいたなんて知らない。
「あなた様だけです……私が、たった一人の方だと、決めたのは……」
自分の胸の中で、嗚咽を漏らす年上の妻を、信志は離す事などできなかった。
子供の頃は、一緒に遊ぶと行っても、大人しい遊びしかできなくて、いつも白蓮に負けていた信志。
一緒にいても、ぎこちない雰囲気になっていた時もあった。
少しだけ成長して、人は大人になると異性と夫婦になり、子を成して家族を作っていくと知り、その相手が白蓮だと分かった時には、恥ずかしくて、一言も話さず避けていた時も。