宮花物語
「少し前までは、王がいらっしゃらないと、胸が潰れそうになるくらい悲しくて、眠れない時もあったのに。最近、王がおられない方が当たり前になってしまって……寂しくもならないなんて、一体どうしてしまったのかしら。」
紅梅は、口をあんぐりと開けてしまった。
王がいらっしゃらないと、胸が潰れてしまう?
そんな可愛いこと、自分は一度も思った事がない。
しかも、しばらく王がお訪ねにならないのなら、それはそれで、他の妃とよろしくやってるんでしょうよと、半ば諦めの気持ちも生まれると言うのに。
寂しくならない事が、おかしい?
紅梅は、ため息をついた。
「紅梅さん?」
「あなたには、つくづく負けたわ。」
「えっ?」
黄杏は、首を傾げている。
「どちらかと言えば、私が紅梅さんに負けたような気がするけれど。」
「ああ、なに?私の方が、先にお子が産まれるから?」
「はい。」
真面目に答える黄杏に、紅梅は白目を向く。
紅梅は、口をあんぐりと開けてしまった。
王がいらっしゃらないと、胸が潰れてしまう?
そんな可愛いこと、自分は一度も思った事がない。
しかも、しばらく王がお訪ねにならないのなら、それはそれで、他の妃とよろしくやってるんでしょうよと、半ば諦めの気持ちも生まれると言うのに。
寂しくならない事が、おかしい?
紅梅は、ため息をついた。
「紅梅さん?」
「あなたには、つくづく負けたわ。」
「えっ?」
黄杏は、首を傾げている。
「どちらかと言えば、私が紅梅さんに負けたような気がするけれど。」
「ああ、なに?私の方が、先にお子が産まれるから?」
「はい。」
真面目に答える黄杏に、紅梅は白目を向く。