宮花物語
皇子誕生の知らせは、忠仁の屋敷にも、届けられた。
「ああ!やってくれたか!黄杏様が!」
手を合わせながら忠仁は、朝陽に何度も何度も祈った。
「よかった。黄杏様を連れて来て、よかった。よかった!」
忠仁は、王と一緒に行った、国の外れにあるあの小さな村を思い出した。
たくさんの娘達の中から、王が選んだのは、印象の薄いしかも兄のいる黄杏だった。
可愛らしかったが、なぜこの娘なのかと、疑問に思った程だ。
それでも妃に迎えたいと、王は言い張った。
それはまるで、王の両親を思い出せる。
王の母・雪賢も身分が低い為に、妃候補にはなれなかった。
家臣に降嫁される事が決まっていたが、その相手は忠仁だった。
周囲に決められた結婚。
だが雪賢は、息を飲む程美しい姫だった。
たまには、良い事もあるものだと思っていた時に、王から雪賢を諦めてほしいと頼まれた。
雪賢も又、王を愛していた。
「ああ!やってくれたか!黄杏様が!」
手を合わせながら忠仁は、朝陽に何度も何度も祈った。
「よかった。黄杏様を連れて来て、よかった。よかった!」
忠仁は、王と一緒に行った、国の外れにあるあの小さな村を思い出した。
たくさんの娘達の中から、王が選んだのは、印象の薄いしかも兄のいる黄杏だった。
可愛らしかったが、なぜこの娘なのかと、疑問に思った程だ。
それでも妃に迎えたいと、王は言い張った。
それはまるで、王の両親を思い出せる。
王の母・雪賢も身分が低い為に、妃候補にはなれなかった。
家臣に降嫁される事が決まっていたが、その相手は忠仁だった。
周囲に決められた結婚。
だが雪賢は、息を飲む程美しい姫だった。
たまには、良い事もあるものだと思っていた時に、王から雪賢を諦めてほしいと頼まれた。
雪賢も又、王を愛していた。