キミの生きる世界が、優しいヒカリで溢れますように。
楽しみたいって気持ちも嘘じゃない。人生最後の日に、違いはないのだから。
今日を最高の思い出にして、ゆりとしての人生に幕を閉じたい。
そのためには事故を起こさせないようにするのは必須だ。
思えばこの四十九日もの間、私は今日に向かって毎日一生懸命に生きてきた。
今日命が尽きると、期限を知っていたからそうできたのもしれない。
もしも次生まれ変われたなら、期限なんてなくても毎日一生懸命に生きたい。次こそ、自分自身と命を大切に生きてみせる。
また、いじめられるかもしれない。死にたくなるかもしれない。だけど次はもっと視野を広く、世界を見れる気がする。
未来を描いて、進んでいきたい。
この世界は、汚くて残酷だ。人の悪意で満ちている。それを嫌ってほど体験した。だけど、一筋の光のように、悪意のない場所があるんだ。この、田舎町のように。
だけど人によっては違う。理香子ちゃんにとってはこの田舎町は地獄だっただろうし。
この世界には誰にも予想ができない「もしも」がある。
もしかしたら、次の人生もいじめられるかもしれない。でも、逆も、ある。
だけどもしもいじめられても、戦わない。自分の心の中だけで葛藤しない。逃げる。逃げて、生きる。「もしも」の幸せと出会うまで、何度でも逃げる。悪意のない場所を探し続ける。
逃げることは、恥ずかしいことじゃない。
死ぬことよりも、やれることはもっといっぱいあった。
それは、我慢して耐えることじゃない。
自分らしく、自分を嫌いにならずに生きられる居場所を探すことだった。
***
いよいよ時間になり、クラスのたこ焼き屋さんと焼きそば屋さんが開店した。
お揃いでつけたエプロンが一致団結感を演出していて、お祭り気分に拍車をかける。
私の体調は時間が経つにつれて悪くなっていった。
美樹ちゃんと同じように倒れてはいけない。そう思って水分補給をできるだけしていたのだけれど。
「…………」
結論から言うと、私は倒れてしまった。