烏丸陽佑のユウウツ


そのまま眠っていたようだった。何も、身体に掛けていなかったせいだろう。少しの冷えと何だかバキバキと身体が痛くて、寒気がして目が覚めた。

はぁ、今、何時なんだ。夜なのか、朝なのか。のろのろと身体を反転させ起き上がり、窓の遮光カーテンを開けた。

…眩しい…朝か。ふぅ。染み付いた習慣は抜けないって事か。多分、いつもの時間に目が覚めたんだ。そうだな。ゔー、何だか、う゛ー、ゾクゾクする。久々に風邪でもひいたか?


バスルームに行き、熱いシャワーを浴びた。
ジムにでも行くかなぁ。足腰弱ってるしなぁ。だけどな、ちゃんとまめに通うかって言ったら…それも解らないしなぁ。ジョギングっていうのも…時間的になぁ。
ちょっと走って、思った程、走れなくなってたって、自覚したからって…。やる前から続きもしない事だ。ジムもジョギングも意思がなけりゃ続けられるもんじゃない。思い付きはただの体裁だ。

「ヘックシュ」

ゔー、これはヤバいかな…。風邪をひく訳にはいかない。ひき始めが肝心だ。取り敢えず、ちゃんと温かくして大人しく寝るか。
何だかやる気が失せて怠かったのは、このせいだったかも知れないな。あ゙ー、拗らせたら大変だ。

…全く。だけど、簡単に休むなんて。何も考えたくないからだよな。緊張感もなくしちゃって、結果このザマだ。ゔー、ゾクゾクする。一応、ひき始めに効く薬ってヤツも飲んどくか。

これは常備してあるんだよな。
飲んでベッドに入った。少し眠って、目が覚めたらあっちに行くか。その方が本当の意味で休めるか。


少し寝るつもりが、気がついたら夕方迄寝ていた。爆睡だな。空腹で目が覚めたようなもんだ。肩を回してみた。伸びをした。フンフン…身体は楽になっていた。良かった。これで熱でもでてたらどうなってたことか。
起きて軽く朝昼晩、三食兼ねた食事をした。

取り敢えず、簡単に出掛ける準備をして車に乗った。
日没と共に暗くなり始めた街中を抜け、海を目指して走り続けた。
< 41 / 105 >

この作品をシェア

pagetop