艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
□□□
「まどかちゃんって名前も可愛いよね。」
「はぁ……。ありがとうございます」
ステージでは関連企業の偉いおじさまの祝辞の挨拶が行われている。
私はというと、広報部の男性に声をかけられ、なかなかその場を離れることが出来ないでいた。
ううん、離れられないというよりも、進行方向を遮られていると言った方が正しいのかもしれない。
「そのドレスもよく似合ってるよ」
「ありがとうございます」
頭からつま先までを舐めるように見られてゾワリと寒気さえ覚えながらも、仮面のように張り付けた笑みを浮かべてお礼を伝える。
さっき、駒宮室長にドレスを褒められた時には浮かれてしまったというのに……。
「まどかちゃんって名前も可愛いよね。」
「はぁ……。ありがとうございます」
ステージでは関連企業の偉いおじさまの祝辞の挨拶が行われている。
私はというと、広報部の男性に声をかけられ、なかなかその場を離れることが出来ないでいた。
ううん、離れられないというよりも、進行方向を遮られていると言った方が正しいのかもしれない。
「そのドレスもよく似合ってるよ」
「ありがとうございます」
頭からつま先までを舐めるように見られてゾワリと寒気さえ覚えながらも、仮面のように張り付けた笑みを浮かべてお礼を伝える。
さっき、駒宮室長にドレスを褒められた時には浮かれてしまったというのに……。