夕日の中の思いを君に伝えたくて
「嘘?じゃあ試してみる?」

私はそう言ってクラスの男子を蹴ったり殴ったりする

「あ、赤猫だ…あの立ち振る舞い…」

男子達は血を流してる者もいた。そりゃそうだよね、あんだけ顔面殴ったら。女子はというとただ泣き叫んで今まで泣いていた沙奈でさい口を開け驚いている?
_____どれくらい殴っていただろうか?私は気づくと先生におさえられていた。

「一ノ瀬さん!!やめなさい!」

私は職員室に行くことになった。私の怒りはおさまり、廊下に出て歩こうとするとそこにはまた見慣れた顔

「なんであんたがいるの」

そこにはなんでか最近よく会う桜龍の1人がいた

「今日から転校してきたんだよ。つうかお前赤猫ってばらしたのな。ひでぇなこれ。お前さ、寂しいなら寂しいって言えよ」

「は?寂しいわけないじゃない。何言ってるの?」

私は後ろを向いて職員室へ向かった。

「何であんなことしたの?」

先生に暴れた理由を問われる。どうせ何言っても暴れた私が悪いし、私の言うことなんて誰も信じてくれない。人殺しの私の言葉なんか。

「ずっと黙っいても分からないわ…」

その先生は若くて、生徒一人一人を大切にしていると評判だった。確かにそうだと思う。暴れた私にさえ、この口調なんだから。でも…

「皆白さんから聞いたわ…いじめてたんでしょ?なんでいじめたの?」

ほら、やっぱりこれ、信じてるわけない。このもう私がいじめた前提で話を進める。

「もう帰っていいですか?停学でいいんですよね、もう失礼します」

私はそう言って学校を出た
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