夕日の中の思いを君に伝えたくて
学校を出て時計を見る。時計には8:20としめされていて、丁度いい時間だなと思った。
今日は元々早く帰る予定だった。
それは、お母さんを精神科へ入院させるため。お母さんはここ最近、心が荒れすぎた。精神科医には入院をして、心を休めないといけない、と言われたので、入院させることにした。

「お母さん、荷物持ってきといたから、じゃあね」

お母さんは私と一緒にいると怒鳴るため、精神科につき、睡眠薬を打ってもらい今は眠っている。私はその時に病院を出る。私はもうあの家で暮らさない。マンション買ったので、今日からそこに住む。
お金なんて腐るほどあった。モデル時代のお金を貯金していたし、父親はとても有名な会社の社長。毎月お金だけを入れてくる。だからお金はあった。

「一ノ瀬さん、この家具はここでいいんですよね?」

「はい、お願いします」

引越し業者の人に来てもらって、家具の配置をする。このマンションは広すぎず狭すぎない。そこがいい。しかも西向きで夕日が差し込む。私はこの夕日と向き合わないといけないのでこの部屋にした。

「お昼ご飯でも買いに行こ」

コンビニにお昼ご飯を買いに行く。今日は疲れた…おじさんの所には行けないな…今日は血が沢山つきすぎた。洗い落とすのが大変そうだ。制服にもついたし洗い落とさないといけない。




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