夕日の中の思いを君に伝えたくて
なんて思っていると、後ろから他校の子の1人が近寄ってきて

「大丈夫だった?あいつほんとうざいよね〜よかったらLIN○交換しない?」

この子もか…

「話聞いてた?私のことをモデルとしてしか見てない子無理なんだって。だからあなたも無理。じゃあね」

今度こそ私はその場から消えた。周りの目がとてつもなく痛かったけどしょうがない。私は本当に嫌だったから。

「ふ〜ん。そんな態度とるんだ。私、桜龍の姫なんだけど」

桜龍とは昔からあるとても有名な暴走族。全国でも確か1位、2位を争っている。確かもう一つ1.2位を争っている族があった。まあそれはどうでもいい。とりあえず今はこの姫でドヤ顔をしてる子をなんとかしないと

「おい、お前迎えに来いって言ったんだから約束の場所にいろよ」

「あ」

「あ」

私とその男の声が重なる。そいつはこの間裏路地で私に失礼なことを言った男だった。

「なんだお前かよ。ってうわ。泣いてるし。つか行くぞ」

「うん!」

その子は今までに聞いたことのないくらい高い声で返事をしてその男の後について行った。

家に帰り自分の部屋のベッドに倒れ込む

「今日は色々ありすぎたな…」

明日は休みだしたくさん寝よう。そう思って眠りについた


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