番犬男子
え?
さっき連絡を取り出したばかりだったのに、もう仲間が来たの?
元々、この倉庫の近くにいたってこと?
や、やばい。
これじゃあ、気絶する前とおんなじ末路をたどっちゃう。
同じ失敗は繰り返したくない。
呆然としてる暇も余裕もない。
あたしは、突き当たり前にある倉庫のシャッターに手をかけた。
この一番端の倉庫の中に入って、身を隠してやり逃すしかない!
バイクがものすごいスピードで、どんどん迫ってきている。
どうしよ、間に合わない……!
バイク、止まって!!
なんて。
誰に願っても、叶えてくれるはずもなく。
突き当たりから、1台のバイクが現れた。
まだ閉まった状態のシャッターの前で、あたしは歯を食いしばる。
見つかった……っ。