番犬男子
「ロウちゃんも?実は私も似てるなあって思ったのよね」
「どこがだよ」
稜と雪乃の意見を、淡々と否定した。
全然似てねぇよ。
「似てても、怪しいことには変わりねぇから、」
「だから似てねぇって」
「一応、調べた」
調べた?
稜は、ずっといじっていたスマホを、俺たちにも画面が見えるようにテーブルに置いた。
画面には、『風都千果』と検索した結果が、ズラリと並んでいた。
「結構すげぇやつっぽい」
稜の言葉に、遊馬が「だから言ったろ!?」とドヤ顔になったが、放置しておこう。