だから、笑って。
その日の放課後、里沙と別れて私は玄関に向かった。
「凜くん!」
「おー菜乃花」
玄関には凜くんがいた。
「じゃ、帰るか」
私と凜くんは学校を後にした。
サッ・・・。
歩道側の私のそばを誰かが早足で通り過ぎた。
サラサラのストレートヘアの女の子だった。
あ、あの子って・・・。
凜くんを見ると、凜くんは立ち止まっていた。
「凜くん?どうしたの?」
「あ、いや・・なんでもねぇ」
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