愛を知らない一輪の花
この前、キッチンを借りた時に炊飯器を見つけた。昨日食事の後に買いに行ったお米を研ぎ、炊飯のボタンを押した。
使い易い広いキッキンに、胸を弾ませ朝食の準備を始めた。
暫くすると、寝室から凄い物音が聞こえ、ドスドスと走る足音が聞こえる。
リビングのドアが乱暴に開けられ、蓮が飛び込んで来た。
「百合、、、!!!」
冬なのに、薄っすらと汗をかき酷く焦った様子の蓮に、驚きながらも声をかける。