愛を知らない一輪の花
「あー、、、。こいつは俺のじゃない。職場の部下だ。出来るだけ早めに頼む。」
「ふふふっ、そういうことにしておきます。ではこちらの奥でメイクとヘアメイクを同時にさせていただきますのでどうぞ。」
プロ3人かがりで、みるみる変わっていく自分に少し戸惑いながらも、新しい自分になれたみたいで、嬉しくなった。
「前垣様。お待たせ致しました。お連れ様のご準備も終わりました。」
奥の方から着飾った百合が出てくる。一瞬目を見開き言葉に詰まる。
元々綺麗な顔立ちだったが、妹の様に可愛がっていた百合が、洗礼された女性にみえた。
「お待たせしてすみません。私こう見えても運転得意なんです。今度は私が運転しますよ?」
「いや、、、大丈夫だ。行くぞ。」