愛を知らない一輪の花
「斎藤ちゃん?どうしたの?」
困り果てていた百合の後ろから声がした。
「あっ由美子さん!お疲れ様です。この女性が体調が悪そうだったので一緒にトイレにきたのですが、寝てしまわれて、、、。随分無理されたみたいです。」
由美子はトイレの個室で座り込んでいる顔を覗き込む。
「あぁ、この子資材部の子だ。最近うちから資材部に移動になったのよ。資材業者が何人か来てたから、、、随分飲まされたわね〜。ありがとう!斎藤ちゃん、後は私が面倒見るわ。もう、会場に戻って?きっと心配してるわ。」
由美子は百合に変わり、寝ている女性の横に座り込み、話しかけている。
「もう部屋に連れてくわ。安心して。、、、それにしても、斉藤ちゃん綺麗ね。本当似合ってるそのドレス。」
「ありがとうございます。では、お願い致します。綺麗だなんてそんな、、!由美子さんには負けます!私なんか、、、服に着られてる感じで恥ずかしいです。」
はにかみながら頬を染める。