愛を知らない一輪の花
「そんな顔しないで下さい。お2人のおかげで忘年会を楽しむことができました。私は幸せ者です。それに社長も仰っていましたね。2人はこの駅前支店にいなくては困る存在です。」
優しくほほえみかける。そんな百合の姿に胸を打たれた。
「社長、本当にかっこよかったですよね!颯爽と現れて百合さんの事助けてくれたし、あの事務長と話してる真剣な目とか、キュンキュンしちゃいましたもん。」
「、、、うん。素敵だったよね。すべてがスマートで、、完璧過ぎて怖いくらいだった。」
「百合さんあの後、社長とどちらに?」
少し焦ったように慌てて答える。
「き、昨日は酔いが急に回ってしまってあまりお話する事なく自宅に帰りました。」
「そうだったんですね。戻って来られないから、てっきり社長と一緒かなって思ってました。支店長と2人で会場に現れたときもびっくりするくらいお似合いでしたけど、社長との方が更にお似合いでしたもん。」