お願いドクター、毒よりも愛を囁いて
「えっ…子供!?」
ますます驚く。
ドクターは立って話すのも何だな…と思ったのか、隣に座って話しだした。
「虫垂炎で入院中の患者だったんだが、投薬では痛みが散らせないくらいに酷くなって、急遽オペをしないと命の危険性があると言われて借り出された。
本来なら外科医は他にもいるんだが、その子は他にも病気があって、信頼の置ける医師に頼みたいと願われてさ」
昼間もオペだったのに…とボヤくのを聞き、それであんなに驚いたのかと思った。
「あの……部長って呼んでた人に頼まれたんですか?」
ぎゅっと両手を握る。
小さな子供の命が関わってたから神妙な顔つきで話を聞いてたんだ。
「そうだ。部長というのは」
「市民病院の外科の先生ですよね!?」
身を乗り出すように聞き返すと、ドクターはポカンとした顔つきに変わり。
「ああ…」
何で知ってるんだ?と言いたげ。
「やっぱり。同級生達がラインで喋ってたんです。先生がこの病院を継ぐ前は、市民病院の外科医だったって。
バーのマスターも時々オペに呼ばれてるって話してたし、そうなのかなぁ〜と思って」
ますます驚く。
ドクターは立って話すのも何だな…と思ったのか、隣に座って話しだした。
「虫垂炎で入院中の患者だったんだが、投薬では痛みが散らせないくらいに酷くなって、急遽オペをしないと命の危険性があると言われて借り出された。
本来なら外科医は他にもいるんだが、その子は他にも病気があって、信頼の置ける医師に頼みたいと願われてさ」
昼間もオペだったのに…とボヤくのを聞き、それであんなに驚いたのかと思った。
「あの……部長って呼んでた人に頼まれたんですか?」
ぎゅっと両手を握る。
小さな子供の命が関わってたから神妙な顔つきで話を聞いてたんだ。
「そうだ。部長というのは」
「市民病院の外科の先生ですよね!?」
身を乗り出すように聞き返すと、ドクターはポカンとした顔つきに変わり。
「ああ…」
何で知ってるんだ?と言いたげ。
「やっぱり。同級生達がラインで喋ってたんです。先生がこの病院を継ぐ前は、市民病院の外科医だったって。
バーのマスターも時々オペに呼ばれてるって話してたし、そうなのかなぁ〜と思って」