お願いドクター、毒よりも愛を囁いて
傷の上から薬を塗ってるドクターは目も向けず、私は次の言葉を言うべきかどうか迷った。
「……今日、誰が包帯を巻いてくれるんですか?」
迷いながらも訊ねると、ドクターは目を見開いたまま顔を上げ__
「…あ、そうか」
どうやらその作業は頭の中に無かったっぽい。
巻かなくてもいいんじゃね?とこの人なら言い出しそうだ。
「しまったなぁ。解くんじゃなかった」
それが医者の言うセリフか。
「うーん、マズい。どうするか」
知らないよ。
頭の中でツッコミを入れると、おっ!と思い出したような声を発して。
「あいつに頼もう」
そう言うと急に安心したのか、意気揚々と続きを再開。
こっちには説明もナシなのかい!と更にツッコミたくなってると丸椅子を動かして足元に置いた。
「これの上に足を置いて」
今日は診察台に寝なくてもいいんですね〜、とちょっとだけ嬉しくなった。
イケメンドクターの目の前で台の上に横たわる自分を想像すると、まるで好きにして♡と言ってるようで、照れてしまってどうしようもなかったから。
「……今日、誰が包帯を巻いてくれるんですか?」
迷いながらも訊ねると、ドクターは目を見開いたまま顔を上げ__
「…あ、そうか」
どうやらその作業は頭の中に無かったっぽい。
巻かなくてもいいんじゃね?とこの人なら言い出しそうだ。
「しまったなぁ。解くんじゃなかった」
それが医者の言うセリフか。
「うーん、マズい。どうするか」
知らないよ。
頭の中でツッコミを入れると、おっ!と思い出したような声を発して。
「あいつに頼もう」
そう言うと急に安心したのか、意気揚々と続きを再開。
こっちには説明もナシなのかい!と更にツッコミたくなってると丸椅子を動かして足元に置いた。
「これの上に足を置いて」
今日は診察台に寝なくてもいいんですね〜、とちょっとだけ嬉しくなった。
イケメンドクターの目の前で台の上に横たわる自分を想像すると、まるで好きにして♡と言ってるようで、照れてしまってどうしようもなかったから。