お願いドクター、毒よりも愛を囁いて
院長っていうのは、目の前にいる藤田新さんのこと。
折角のイケメンぶりが勿体ないと載ってて、もっとソフトな雰囲気で話せばいいのに…と書き込みが多く寄せられていた。
(それ難しいんじゃない?)
そう思いながら背中を見遣る。
大きくて頼れそうな背中だなぁと思えば、胸がキュンと鳴る。
(ダメダメ。こんなサドみたいな人にときめいたら)
三日も通して顔を見たせいで変に毒されたのかもしれない。
最初から怒鳴りつけられたり毒を吐かれたりしたせいもあり、今日はそんなに怖いとは思わなかった。
まだかなぁ…と上目遣いに天井を見上げたら、診察室のドアがノックされ、ガラッと開いたかと思えば男性の声がした。
「兄さん用事?」
そう言って入って来たのは色白の人。
お目目がパッチリとした印象で髪の毛はストレートの短髪。
鼻筋と唇がドクターに似てる。
ひょっとして弟?と言うか、弟以外の何者でもない感じ。
「ああ、悪いな。夜勤明けなのに」
回転椅子を回したドクターが弟さんと思われる人に笑顔を向けた。
メッチャいい顔するじゃん!と胸の中で思い、またしてもときめいてしまった。
折角のイケメンぶりが勿体ないと載ってて、もっとソフトな雰囲気で話せばいいのに…と書き込みが多く寄せられていた。
(それ難しいんじゃない?)
そう思いながら背中を見遣る。
大きくて頼れそうな背中だなぁと思えば、胸がキュンと鳴る。
(ダメダメ。こんなサドみたいな人にときめいたら)
三日も通して顔を見たせいで変に毒されたのかもしれない。
最初から怒鳴りつけられたり毒を吐かれたりしたせいもあり、今日はそんなに怖いとは思わなかった。
まだかなぁ…と上目遣いに天井を見上げたら、診察室のドアがノックされ、ガラッと開いたかと思えば男性の声がした。
「兄さん用事?」
そう言って入って来たのは色白の人。
お目目がパッチリとした印象で髪の毛はストレートの短髪。
鼻筋と唇がドクターに似てる。
ひょっとして弟?と言うか、弟以外の何者でもない感じ。
「ああ、悪いな。夜勤明けなのに」
回転椅子を回したドクターが弟さんと思われる人に笑顔を向けた。
メッチャいい顔するじゃん!と胸の中で思い、またしてもときめいてしまった。