気付けば、君の腕の中。


それが嬉しくて何度も頷くと、絢華は恥ずかしそうにまた抱きしめてきた。


「ねえ、絢華。…手紙、読んでよ」

「そ、その…本当に、短い文章なんだけど…」

「それでもいいよ」


おずおずと手紙をポケットから取り出した絢華は、それを開いた。


「……凜くんへ」


…手紙を貰ったことがないから、少し照れ臭くてむず痒い。


「初めて会ったときから、凜くんの存在が大きくて……、気づけば、凜くんの笑顔を増やしたいと思いました。一緒に……幸せになる方法を見つけましょう、って書きました…」

「…俺も、絢華の笑顔を増やしたいし、絢華と二人で幸せに…なりたい、からそれでもいい?」



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