ある王子達のクセあり恋愛事情
出会いは突然に…
王子達said
『お前達に話がある。』
突然そういってきた国王陛下、もとい、おれ達の父親。
ったく、一体なんなんだ?
「陛下直々にお呼びなんて一体なにがあったんだ?」
「わかりません。ですが、大事でなければ良いのですが。」
「俺達に関係なければ、更にいいんだけどねぇ。」
「はぁ、バカなの?俺達に関係なければ、
お呼びなんてかからないから。」
一番最初に話かけたのが、四男のナルアーク・グランスール。ナルって呼ばれてる。
ナルに真面目に答えたのが、末っ子のスーエルメス・グランスール。スーって呼ばれてる。
語尾を伸ばし、気だるげに答えたのが、
三男のエインシーネ・グランスール。エインだな。
エインに″バカなの?″と言ったのが、次男の
フォンターナ・グランスール。フォンだ。
そしておれが、長男、レオルハーツ・グランスールだ!気軽にレオと呼んでくれ!
全員がこの国の王子で、騎士団に所属している。みーんな、優秀なんだぞ!
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