猫又様のお嫁様
1限目が終わり10分休み中


後ろの席の男子が琴子の肩をとんとんと叩く


「ひゃい!」


「あ、悪い悪い」


「な、なんでしょうか」


ドキドキしながら後ろを向く琴子


「林道さんてさ、事故で入院してたんだろ?」


「え、うん」


「不運な事故だったんだね。今回が初めて?」


「え、」


後ろの男子は六堂 魁斗(ろくどう かいと)


「あのさ、林道さんて…」


その次の言葉は2限目のチャイムによって遮られた


「あ、チャイムで遮られちゃったね。それで?」


「いや、ごめんなんもないよ」


六堂はそういい琴子は前を向いた


後ろで六堂は琴子をじっと見つめていた


なにかを思いながら…
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