【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
捨て台詞だけ吐いて、寝室に逃げる私はどこまでも素直になれない臆病者。
あんなキツイ言い方しか出来ないなんて...
きっと嫌われた
どうしよう...流に嫌われたら私、本当に居場所なくなっちゃうよ。
ただこの家から出ていきたくないから、とか。
流を利用するようなそんな軽い気持ちなんかじゃなくて。
本当に...流の隣は居心地が良いから
ずっと一緒にいたいなって、そう素直に思えたの。
でも意識すればするほど
テンパって上手く言葉が伝えられない。
おまけにキツイ言い方しか出来なくなっちゃったし...
「ごめんね...りゅう...」
部屋の隅に座りながら暗い暗いオーラを放ってクリスマスイブの雰囲気を台無しにする。
せっかく、圭のこと...ケロッと忘れる事が出来たのに。
前の恋がひどすぎたせいで
次の恋は素直になれないなんて。
バカだよ私...バカすぎる。
「...はあ...」
ため息吐いても意味が無いことくらい分かってるけど。
あの時付き合っていたのが、圭じゃなくて流で。
そのまま今も別れを知らないカップルだったら、きっと幸せだった。
なにその妄想
私ってば痛いやつ。