トライアングル・キャスティング 嘘つきは溺愛の始まり
「馬鹿なのは私です。おとといの夜に戻ってやり直せたらいいのに。」
「拓真が君に何を言ったか知らないけど、今だってあいつは君のことを凄く大切にしてる。
俺から見たら、殆ど依存だよ。」
「はい。大事だって言ってくれました。大事だからこんなことするなって。」
「『こんなことするな』って、……告白したことをそう言ったの?
それは拓真がどうこう言えることじゃないと思うけどな。」
「あ、今のは忘れてください。それは私がホントに悪くて。お説教モードというか、諭されたんで。」
「そう言われると余計気になるけど?」
「……聞かないでくださいね。言いませんよ。」
自分でも死ぬほど恥ずかしくて後悔しているのに、とても口にはできない。
「ふーん、じゃあ妄想するけど」
楽しんでいる様子の篤さんに、嫌な予感がした。
「君が拓真に夜這いをかけたとか。」
だから、どうして篤さんはこうも見透かすことばっかり!
……と思ったのは、目が合った瞬間に全部伝わってしまったようだ。
「え? 今の冗談で言ったんだけど。
ほんとに? 君が?」
「拓真が君に何を言ったか知らないけど、今だってあいつは君のことを凄く大切にしてる。
俺から見たら、殆ど依存だよ。」
「はい。大事だって言ってくれました。大事だからこんなことするなって。」
「『こんなことするな』って、……告白したことをそう言ったの?
それは拓真がどうこう言えることじゃないと思うけどな。」
「あ、今のは忘れてください。それは私がホントに悪くて。お説教モードというか、諭されたんで。」
「そう言われると余計気になるけど?」
「……聞かないでくださいね。言いませんよ。」
自分でも死ぬほど恥ずかしくて後悔しているのに、とても口にはできない。
「ふーん、じゃあ妄想するけど」
楽しんでいる様子の篤さんに、嫌な予感がした。
「君が拓真に夜這いをかけたとか。」
だから、どうして篤さんはこうも見透かすことばっかり!
……と思ったのは、目が合った瞬間に全部伝わってしまったようだ。
「え? 今の冗談で言ったんだけど。
ほんとに? 君が?」