トライアングル・キャスティング 嘘つきは溺愛の始まり
「へー、『あの日はどうかしてた』か。
その言葉すらエロく聞こえるとか、俺も大概アホだな。ははは……。」
篤さんが遠い目をして笑う。やっぱり様子が変だ。
「篤さんならやっぱり、断らないですか?
こう……好きじゃない女の人に寝室で迫られたら。」
篤さんの片方の眉が上がり、悲しそうに顔をしかめた。
「何で俺なら “やっぱり” 断らないって思うんだ……。
俺って、女なら誰彼構わずがっつくイメージなのか? 瑞希ちゃんにとって。」
しまった。篤さんの涙目が濃くなってきてる。
「いえ、そんなんじゃなくて。
篤さんが、断れるわけないって言ってたから……」
「それはさ、“瑞希ちゃんを前に” 断れるわけないって言ったの。
ぐいぐい来る女のヒト全般って意味じゃないんだけど。
ついでにさっきの質問に答えると、俺なら特別な女以外には、そもそもそんな隙は作らないよ。
わかった?」
殆ど拗ねている様子で言う。
「……はい」
悪いことを聞いてしまったなと反省しつつも、篤さんってこういう人だったっけ?と不思議に思う。
その言葉すらエロく聞こえるとか、俺も大概アホだな。ははは……。」
篤さんが遠い目をして笑う。やっぱり様子が変だ。
「篤さんならやっぱり、断らないですか?
こう……好きじゃない女の人に寝室で迫られたら。」
篤さんの片方の眉が上がり、悲しそうに顔をしかめた。
「何で俺なら “やっぱり” 断らないって思うんだ……。
俺って、女なら誰彼構わずがっつくイメージなのか? 瑞希ちゃんにとって。」
しまった。篤さんの涙目が濃くなってきてる。
「いえ、そんなんじゃなくて。
篤さんが、断れるわけないって言ってたから……」
「それはさ、“瑞希ちゃんを前に” 断れるわけないって言ったの。
ぐいぐい来る女のヒト全般って意味じゃないんだけど。
ついでにさっきの質問に答えると、俺なら特別な女以外には、そもそもそんな隙は作らないよ。
わかった?」
殆ど拗ねている様子で言う。
「……はい」
悪いことを聞いてしまったなと反省しつつも、篤さんってこういう人だったっけ?と不思議に思う。