絶対、好きになれない。
「あ、なるほどね。」
「確かにサングラスないと危ないかもね。」

みんなの前で公開告白みたいなのがあってから
特に叶くんと仲の良い男子たちは
わりと付き合いやすくって、
いろんな意見も
正直に誠意持って話してくれる。

「これ。」

シャツの胸ポケットから叶くんが
男物のサングラスを渡して来た。

『え、でもこれ、叶くんだってーーー』

「使わないのになんとなく持って来たから、掛けといて。」

『あ、ーーーうん、ありがとう。』

みんなの優しさがあったかくて
泣いてしまいそう。

「さあさあ、早く行って、着替えてあっそぼー!百合も水着持って来たんでしょ?」

『あ、それがね.... 』
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