赤い刻印 - Secret Love -【続編】
車から見える夜景や人をボーッと見送る。
まるで世界中の人たちがみんな私たちの敵みたい。
…そんな錯覚に陥った。

「結構遅くなっちゃったな」

時計の針は9時を過ぎている。
千葉に着く頃には日付けが変わってしまうかもしれない。

「先生、どこか泊まってく?運転大変でしょ」
「でも今からとれる宿なんて…」
「あそこ!」

ネオンが光る建物を指差すと、先生がギョッとした表情をする。

「お前、あそこが何する所が分かってんの?」
「うん。別に問題ないでしょ?」

ラブホといってもまるで高級ホテルのような外観だ。

「1泊7,980円って安くない!?入ろうよ」
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