赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「学校は休学すればいいしどうだってなる。先生が専業主婦になってほしいなら、今すぐ学校辞めてもいいし」
「簡単に言うなよ。前も言ったけど焦って決めることじゃない」

先生は小さなため息をついて私の体を起こした。

「焦るよ?だって今じゃなきゃダメなの!」
「一沙」
「先生、私とけっ…」
「いいかげんにしろよ!」

部屋に先生の怒鳴り声が響いて、体がビクンと震えた。

「そんな理由で将来のこと簡単に決めるな」

先生はそう言って私から背を向けた。
冷静な先生が怒っている姿はほとんど見たことがない。
今のは本気で怒っている顔だ。

「そんな理由って…。最後におばあちゃんを安心させてあげたいのが"そんな理由"なの?」
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