ハイスペック男子の憂鬱な恋愛事情
一部の乱れもない通常営業のメイクと服装だったから気付かなかったが……。
もしかしたら、すげー早朝からさっきまで付き合わされてオーナーも満身創痍状態なのかもしれない。
「いやね、私的には声以外のスペックやスキルでも十二分に神山くんのこと買ってるから、優李のことも丸投……全て任せられてるんだけどさ」
おい待てオーナー。疲労困ぱいなのは分かるが、今口滑らせて丸投げって言いかけただろ。
「……いやいや、宮下オーナーにそんなに買ってもらえていたなんて光栄です」
だいたい自分のとこで飼ってる珍獣なんだからキチンと自分で躾ろよ!
この一週間で、どれだけ神山彗大の自尊心が削り取られたことか!
と、昨日までの俺なら、脳内政治家なんかを生み出して脳内野次を飛ばしまくっていたところだっただろうが、
今回俺経由の苦労をオーナーにかけている自覚がある為、今は何をふっかけられても誠心誠意の笑顔で受け流すしかない。
「ほら、この一週間で優李の新しい世界をたくさん魅(み)られたのは神……まけぃたくんあってのことだし?」
……なんでここにきてオーナーまで、まけぃた呼びだ。
しかも今のは明らか言い直しだよな、わざとだよな?
「……いえ、彼女をここまで引き上げたオーナーの力量あってこそじゃないですか」
「まぁそれは否定しないわね」
我慢しろ俺!
「でも、あなた居てこその“今日(こんにち)の優李”も画が証明してるじゃないの」
裏の意味があり過ぎて喜べねぇよ。
「私じゃ手に負えない副産物も増やされたけれど」
なんなんだ!なんなんだよもう!これ、俺が何も言えないのわかってて、絶対わざとだよな?
絶対、俺のメンタルいたぶって楽しんでるよな!
(そして魔王相手じゃ、俺の脳内代弁者どもが誕生する気配すらねぇ!)
もしかしたら、すげー早朝からさっきまで付き合わされてオーナーも満身創痍状態なのかもしれない。
「いやね、私的には声以外のスペックやスキルでも十二分に神山くんのこと買ってるから、優李のことも丸投……全て任せられてるんだけどさ」
おい待てオーナー。疲労困ぱいなのは分かるが、今口滑らせて丸投げって言いかけただろ。
「……いやいや、宮下オーナーにそんなに買ってもらえていたなんて光栄です」
だいたい自分のとこで飼ってる珍獣なんだからキチンと自分で躾ろよ!
この一週間で、どれだけ神山彗大の自尊心が削り取られたことか!
と、昨日までの俺なら、脳内政治家なんかを生み出して脳内野次を飛ばしまくっていたところだっただろうが、
今回俺経由の苦労をオーナーにかけている自覚がある為、今は何をふっかけられても誠心誠意の笑顔で受け流すしかない。
「ほら、この一週間で優李の新しい世界をたくさん魅(み)られたのは神……まけぃたくんあってのことだし?」
……なんでここにきてオーナーまで、まけぃた呼びだ。
しかも今のは明らか言い直しだよな、わざとだよな?
「……いえ、彼女をここまで引き上げたオーナーの力量あってこそじゃないですか」
「まぁそれは否定しないわね」
我慢しろ俺!
「でも、あなた居てこその“今日(こんにち)の優李”も画が証明してるじゃないの」
裏の意味があり過ぎて喜べねぇよ。
「私じゃ手に負えない副産物も増やされたけれど」
なんなんだ!なんなんだよもう!これ、俺が何も言えないのわかってて、絶対わざとだよな?
絶対、俺のメンタルいたぶって楽しんでるよな!
(そして魔王相手じゃ、俺の脳内代弁者どもが誕生する気配すらねぇ!)