メトロの中は、近過ぎです!
「こんなとこで何してた?」
シンさんは私の耳元で囁いた。
抑えているけど、怒っているのが分かるから、声が出ない。
何を言っても許してなんてもらえないし、どこに逃げても見つかってしまう。
体が震えてくる。
「……」
何も言わない私の代わりに、大野さんが話し始めた。
「末岡さん。ご心配おかけしてすみません。
佐々木の体調が悪そうだったので、休ませようとしていました。
あの…出張の件も、佐々木は悪くないんです。
ただ俺たちは幼なじみで、あなたが心配されているような関係ではありません」
大野さんがどんな顔で言ってくれてるのか分からないけど、でもたぶんシンさんが怒ってるのはそのことじゃない。
私が逃げ出したから、ここまで探しにきたんだ。
シンさんがゆっくりと背後に回って、後ろから抱きしめるような格好で腕を廻してきた。
大野さんに見せつけるように…
腕を退かしたいのに、昨夜の光景がフラッシュバックして、体が動かない。
「大野さん。こいつには仕事辞めさせます」
グーッとシンさんの腕がきつく巻き付いてくる。
大野さんが見てるのに……
首筋にキスをされ、咄嗟にシンさんの腕をほどこうともがいた。
その拍子に首に巻いていたスカーフが外れてしまった。
慌てて首を押さえてスカーフを探すけど、スカーフはシンさんの手に握られている。
薄く笑いを浮かべるシンさんに、それ以上体が動かなかった。
シンさんは私の耳元で囁いた。
抑えているけど、怒っているのが分かるから、声が出ない。
何を言っても許してなんてもらえないし、どこに逃げても見つかってしまう。
体が震えてくる。
「……」
何も言わない私の代わりに、大野さんが話し始めた。
「末岡さん。ご心配おかけしてすみません。
佐々木の体調が悪そうだったので、休ませようとしていました。
あの…出張の件も、佐々木は悪くないんです。
ただ俺たちは幼なじみで、あなたが心配されているような関係ではありません」
大野さんがどんな顔で言ってくれてるのか分からないけど、でもたぶんシンさんが怒ってるのはそのことじゃない。
私が逃げ出したから、ここまで探しにきたんだ。
シンさんがゆっくりと背後に回って、後ろから抱きしめるような格好で腕を廻してきた。
大野さんに見せつけるように…
腕を退かしたいのに、昨夜の光景がフラッシュバックして、体が動かない。
「大野さん。こいつには仕事辞めさせます」
グーッとシンさんの腕がきつく巻き付いてくる。
大野さんが見てるのに……
首筋にキスをされ、咄嗟にシンさんの腕をほどこうともがいた。
その拍子に首に巻いていたスカーフが外れてしまった。
慌てて首を押さえてスカーフを探すけど、スカーフはシンさんの手に握られている。
薄く笑いを浮かべるシンさんに、それ以上体が動かなかった。