御曹司のとろ甘な独占愛
『華翡翠』の記念すべき十作目は、一瞬の美とも言える朝顔と、長い時の流れを刻み続ける蔦をモチーフに、大粒のロイヤルブルーサファイアが輝いている。
幾つものダイヤモンドが光が反射しあう様は、まるで夜空に煌めく天の川ように色鮮やかだ。
ロイヤルブルーサファイアの隣には、一花が大切にしていた伯睿の翡翠が並んでいた。この一粒の翡翠が、そこで輝いているからこそ、神聖な調和が生まれている。
艶麗な美しさを持つ翡翠は、二人の思い出をそこに閉じ込めるかのように、堂々たる面持ちで鎮座していた。
澄み渡る青碧。そこには確かに永遠がある。
この指輪を観る誰もが溜息をつかずにはいられないほど、神々しい美しさを放っていた。
一花は大切な翡翠の晴れ姿を記憶に焼き付けると、静かに、伯睿の横顔を見つめた。
「この度は、貴賓翡翠並びに『華翡翠』コレクションの大切な瞬間にお立ち会い頂き、誠にありがとうございます」
客席のライトが少し落とされた中、伯睿の玲瓏なる声がマイクを通して会場内に響く。
「『華翡翠』コレクションは、創業者の心を紡ぐというというコンセプトのもと、かつて創業者が大切にしていた言葉、“美しきもの”から着想を得て制作して参りました。
“美しきもの”……この言葉から、皆様は何を想像されるでしょうか? ……私の中で“美しきもの”とは――“愛”でした。翡翠は、地球より与えられる“愛”です」
伯睿は会場全体を見渡しながら、その端麗な顔に淡い笑みを浮かべる。
幾つものダイヤモンドが光が反射しあう様は、まるで夜空に煌めく天の川ように色鮮やかだ。
ロイヤルブルーサファイアの隣には、一花が大切にしていた伯睿の翡翠が並んでいた。この一粒の翡翠が、そこで輝いているからこそ、神聖な調和が生まれている。
艶麗な美しさを持つ翡翠は、二人の思い出をそこに閉じ込めるかのように、堂々たる面持ちで鎮座していた。
澄み渡る青碧。そこには確かに永遠がある。
この指輪を観る誰もが溜息をつかずにはいられないほど、神々しい美しさを放っていた。
一花は大切な翡翠の晴れ姿を記憶に焼き付けると、静かに、伯睿の横顔を見つめた。
「この度は、貴賓翡翠並びに『華翡翠』コレクションの大切な瞬間にお立ち会い頂き、誠にありがとうございます」
客席のライトが少し落とされた中、伯睿の玲瓏なる声がマイクを通して会場内に響く。
「『華翡翠』コレクションは、創業者の心を紡ぐというというコンセプトのもと、かつて創業者が大切にしていた言葉、“美しきもの”から着想を得て制作して参りました。
“美しきもの”……この言葉から、皆様は何を想像されるでしょうか? ……私の中で“美しきもの”とは――“愛”でした。翡翠は、地球より与えられる“愛”です」
伯睿は会場全体を見渡しながら、その端麗な顔に淡い笑みを浮かべる。