軍人皇帝はけがれなき聖女を甘く攫う


「レ、レイヴンっ」

「この部屋の外には、俺たちが結ばれたかどうかを確認するための侍女が控えている」


(そんな、聞かれながら抱かれるということ?)


 神にこの身を捧げる聖女として生きてきたセレアにとって、想像を絶する羞恥に体がカッと熱くなる。


涙に潤む瞳で見上げれば、彼の喉仏が大きく上下に動いた。


「お前を見ていると、心臓がグッと掴まれたみたいに息苦しくなる」


 レイヴンの熱を孕んだ熱い瞳が切なげに揺れているのを見たら、なんだか頭がクラクラしだす。謎の眩暈に耐えていると、レイヴンが肩口に顔を埋めてきた。


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