嘘
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「河原君。先程はすまなかったね。」
少し遅れて6組の教室に長田がやって来た。
「ああ。あいつも悪い奴じゃないから勘弁してくれな。」
「君、相変わらず死相が出ているね。」
最後はいつものように少し毒を吐いて自分の席についた。
相変わらずだな。
でも、重本とクラスが離れた今、俺とまともに喋る男子はあいつぐらいか。
「ハヤタおっはよー!
やばいねうちら、3年連続同じクラスだよ!
また私と一緒で嬉しいでしょ!?」
「・・・・嬉しくねーよ。」
チカと喋っていると担任が教室に入ってきた。
先生も昨年と変わらずか。
いつもと同じ雰囲気でHRが始まった。