ーーーーーー


約束の時間に着くと、ハルイチが公園の中心でリフティングをしていた。



・・・・どうすればいいんだ・・・

・・・一体・・・どうすれば・・・



考えれば考えるほど、ミサキと別れを決意したあの時のように、

俺の脳裏に死神さんが現れる。


・・もう・・これしか無いのか・・・・








「よお。」

「おお。」


ハルイチは無言で俺にパスをする。


俺もまた無言で返す。



しばらくそれを繰り返した。

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