残り100日の私と大好きな君
咲楽side

いつも通り苦しい日々

でも、私はどうにか生きたくて、生きる方法を探した。

そしたら、ネットに手術をして腫瘍を取れるだけ取って小さくしてから抗がん剤をしたら治った人がいるって書いてあった。

私も、それで…治るかな……？






「先生、私手術受けてみたい…です……」

「え？」

「悪い所取れるだけ取って小さくしてから、抗がん剤やったら治るかも知れないって…………聞いたから…」

そう言うと、先生は複雑そうな顔をした。

「咲楽ちゃん、それはあんまりオススメできないな。……まず、咲楽ちゃんの場合色々な所に悪いものが広がっていて全部の所を取っていたら体中に傷ができる。つまり出血が多くなってリスクも高まる。それに、今の弱っている体でだと体力的にもかなりきついと思う。だから…」

「それでも!!それでもいいから、受けたい……!!私、このまま効いてるかもわからない抗がん剤治療続けながら死ぬなんて嫌だ…………それなら、多少リスクがあっても、受けたいんです…」

そのあとも何度も先生には止められた。

けど、私は自分の意志を貫き通すって決めたから、それは譲らなかった。

そして、その結果、病院側は一切責任を持たない形で手術が決まった。
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