学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
うそ…。
なんで?さっきまでいたのに。
もしかして、お、お、溺れた?!
少し歩いてプールの水に目を向けても、人影はない。
「柊くんっ!どこっ!」
泣きそうになりながら、そう叫んだ瞬間…。
「本当、可愛すぎて困るんですが」
っ?!
耳元に大好きな声がかかると、暖かいものがぎゅっと私を抱きしめた。
「…っえ、」
お腹に回された腕をジッと見つめる。
へ?
「ここにいるよ」
やっと首を後ろに向けることができると、目の前に、濡れた髪の毛をかきあげた柊くんの姿があった。
「ひゃっ!」
やっと状況を理解した私は、両手で顔を覆って柊くんから離れようとしたけど、柊くんは回した腕の力を強めた。