学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「逃がさないよ?静音が悪いんだから」
「へっ、えっと…あの」
「平気だと思ったんだけどな〜ダメだった」
ん?
柊くんの言ってることがまだわからない。
「土田はもちろん、ここにいる全員に、静音のそんな姿を見せたくない」
「……っ、」
それは一体、どういうことなのでしょうか。
私は黙って、濡れた柊くんの腕をプールの水越しから眺めることしかできない。
「ひ、柊くん、手を…」
「そんなに離して欲しい?」
ひっ!
また耳元で囁きながら言うなんて!
確信犯だよ!
「…うん」
「じゃあ、ちゃんとお願いしてよ」
「えっ?」
「絢斗って呼んでお願いしてよ、そしたら解いてあげるから」