学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


やっぱり柊くんは意地悪だ。


柊くんの名前を呼ぶなんて…こんな公の場で。


「初めて、じゃないでしょ?」


「っ、」


「じゃないと、噛むよ。耳」


っ?!


な、なんですって?!


今柊くんが言ったそれは、聞き間違いじゃないだろうか。


「そ、れは、ダメだ!絶対ダメ!」


「だよね〜苦手だもんね。静音」


「〜〜っ、」


もうっ!


教室の優男柊くんはどこに行ったのさ!


どっちが本当の柊くんか分からない。


二重人格なのかな?!



「5秒前〜4〜〜3〜〜、2〜〜」


「わ!わわわ!わかった!から!」


「うん。いい子だ」


水のチャプチャプとした音や、すべすべした肌触りが、不思議な空気を作りだしていて、いつも以上にドキドキが止まらない。


だって、何度瞬きしたって、柊くんが裸であるのは変わらないし、柊の身体がずっと触れてることはわからないんだもの。


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