学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


「じゃーん!隣に焼きそばもあっから買っちゃった!ダメだよね…今からりんご飴もチョコバナナもわたあめも食べなきゃいけないのに」


人混みをかき分けて、椅子やテーブルが用意されてるエリアに帰って来た鈴香ちゃんはそう言って、焼きそばとたこ焼きをテーブルに広げた。


「そ、そんなに食べるの?」


「え、当たり前じゃん!だって、夏休み最後のイベントだよ?しかも、花火大会!」


いや、そんなに食べちゃったらもう花火関係ないような気もするけど…。


「フフッ、そうだね」


イベント大好きで無邪気にはしゃぐ鈴香ちゃんを見ていると面白い。


「やっと笑った」


「えっ、」


「静音、なんだか元気ないように見えたから。よかった。笑ってるところ見られて」


鈴香ちゃんは「ホイッ」と言って、つまようじで刺したたこ焼きを一つ、私に差し出してくれた。


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