学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます




「うん。うん。わかった。じゃ、そこで落ち合おうね」



鈴香ちゃんは電話の向こうにそういって、電話を切った。



「土田から。河原で会おうってさ。そろそろ花火始まりそうだし向かうか」


「うん、そうだね」


そうだった。


途中で柊くんと土田くんと合流するんだっけ。


途端に心臓がドキドキ鳴る。



久しぶりだな…会うの。


「静音、はぐれないようにね。人増えるから」


「うんっ!ありがとう」


花火が一番綺麗によく見える河原に向かってぞろぞろと人が多くなる。


はぐれないようにと、鈴香ちゃんが私の手を取ってくれた。


こういう気遣いが示せるところ、やっぱり素敵だ。


遠足の時からそうだった。


口は悪いけど、ちゃんと優しくて気遣いの示せる優しい子だ。


そんな鈴香ちゃんだから、きっと柊くんだって…。


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