学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「もしよかったら、今度鈴香ちゃんもまたうちに来てよ!私の料理でよかったら」
「…うそ、いいの?」
「うん!当たり前じゃん!この間のお泊りでは、ご飯食べられなかったし。今度のお泊まりはぜひ!」
そういうと、鈴香ちゃんの顔がパァと明るくなった。
おじいちゃんが亡くなって、まだ日は浅いし、すごく寂しいに決まってるもんね。
私でいいのなら、いつだって鈴香ちゃんのそばにいて上げたい。
「よーし!そのお泊まりのためにも、キレッキレに踊るわ!」
「うんっ!楽しみにしてる。そろそろ行こっか」
教室の時計に目を向けて時間を確認してから、私たちはカフェを後にして、体育館に向かった。