学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


「もしよかったら、今度鈴香ちゃんもまたうちに来てよ!私の料理でよかったら」


「…うそ、いいの?」


「うん!当たり前じゃん!この間のお泊りでは、ご飯食べられなかったし。今度のお泊まりはぜひ!」


そういうと、鈴香ちゃんの顔がパァと明るくなった。


おじいちゃんが亡くなって、まだ日は浅いし、すごく寂しいに決まってるもんね。


私でいいのなら、いつだって鈴香ちゃんのそばにいて上げたい。


「よーし!そのお泊まりのためにも、キレッキレに踊るわ!」


「うんっ!楽しみにしてる。そろそろ行こっか」



教室の時計に目を向けて時間を確認してから、私たちはカフェを後にして、体育館に向かった。



< 305 / 341 >

この作品をシェア

pagetop