桃野、悩みなんでも解決します!1

『まあ、逆パターンならいくらでも来ますけどね』



『え?逆パターンって、親が学校に訪問するってことですよね?俺、学校訪問のとき呼ばれたことないな〜』



『…親が面倒な奴なんかは毎週のように押しかけてくるからな。親に対して子もうんざりしてるぞ。その面、桃野は親ははっちゃけてるし、桃野自体、馬鹿面丸出しだが成績も良いし今のところお前が一番学校訪問がないだろうな』



『望架って頭良かったんだな』



「うん、褒め言葉で受け取っておくね、佐賀野」



『え?今の褒め言葉じゃなかったの?』



『俺だったらすぐ嫌味だと察知するけどな』



『………』




と、すごい長話をしている間に、私は梁瀬くん家を見つけた。




「っ……!!」




口を詰まらせるほどの、大きな家。



周りの大きな家の住宅の倍の大きさ。




『桃野、何を考えてるんですか』




その、言葉が聞こえなかった。



いや、耳を傾けなかったと言うのが正しいでしょうか。

< 91 / 413 >

この作品をシェア

pagetop