愛を知らない一輪の花 〜after story〜
「っはい!!百合さん大好き!!!では、また、明日です!お疲れ様です。」
「お疲れ様です。また明日です。」
百合は美咲に手を振り、見送った。
本店スタッフも続々と帰っていく中、百合はゼンリンを終い、明日のアレンジセットを作っていく。
最後に帰る準備をしていた桜井が、残っていた百合に慌てて声を掛ける。
「斉藤さん!セットは明日しますから、大丈夫ですよ。社長も心配されます!」
「明日は、美咲ちゃんが一緒に配達業務に回ってくれることになったんです。これくらいして帰らないとバチが当たります。それに明日は花束のほうが多くて、セットも少ないですし。これまでしたら、帰りますのでご心配には及びません!」
一度言い出しら、聞かない百合の性格をわかって来た桜井は、一度深いため息ついた。