愛を知らない一輪の花 〜after story〜
百合の休みの日になり、今日は結婚式の花の打ち合わせに駅前支店に来ていた。
事前に打ち合わせの日取りを決めていたこともあって、なぜか駅前支店のスタッフはフル出勤だ。
百合が顔を覗かせた瞬間、集まるスタッフ。
「お疲れ様です。お忙しいのに、私事で申し訳ありません。これ、、良かったらおやつに食べて下さい。」
持っていたお菓子を笑顔で差し出す。
「斉藤ちゃんっ!気使わせちゃったね。でもありがとう。後で皆んなで頂くねっ。、、こほんっ。今回斉藤ちゃんの結婚式の花の装飾は、私、相良がリーダーとして担当することになりました。宜しくねっ!」
それを聞いて百合は嬉しそうな顔をする。
「相良さんっ!相良さんに担当して頂けるなんて夢のようです。宜しくお願い致します。」