Dear Hero
コートも着ずに外へ出たので、店内の暖かさが心地よかった。
紺野は今日は無理だってと伝えると、ほっとした様子の哲ちゃん。
だったらなぜ呼ぼうとした。
ポテトをつまみながらやっていたとはいえ、そろそろお腹も減ってきたし帰ろうかと片付け始める。
ペンケースにしまおうとしたシャーペンが手からすり抜け、テーブルの下にカシャンと落ちた。
“やだなぁ…落ちるなんてなんか縁起悪い”
“私、強いから”
紺野の言葉を思い出し、よくわからないけどなんだか胸騒ぎがした。
『どうした?大護。シャーペン落ち…』
『ごめん、哲ちゃん。帰る』
『へ?っておい大護!カバンとコート!』
哲ちゃんの叫ぶ声も聞かずに、店の外に出て紺野を追いかける。
帰宅中のOLやサラリーマンがたくさんで、なかなか思うように進めない。
吹き付ける風が冷たくて痛い。
あぁ、コート着てくるの忘れたな。
でも取りに戻る時間さえ惜しかった。
繁華街を抜けて、少しずつ人の数がまばらになっていく。
角を曲がると、紺野らしき後ろ姿を見つけた。
周りに、何人かの人がいる?
足を止めずに近づいていくと、紺野の他に4、5人の男たち。
紺野の知り合いなのだろうか。
遠くて何を話しているのかはわからない。
楽しそうに話す男たちと、いつもより声のトーンが低い紺野。
あまりいい状況ではない事はすぐにわかった。
紺野は今日は無理だってと伝えると、ほっとした様子の哲ちゃん。
だったらなぜ呼ぼうとした。
ポテトをつまみながらやっていたとはいえ、そろそろお腹も減ってきたし帰ろうかと片付け始める。
ペンケースにしまおうとしたシャーペンが手からすり抜け、テーブルの下にカシャンと落ちた。
“やだなぁ…落ちるなんてなんか縁起悪い”
“私、強いから”
紺野の言葉を思い出し、よくわからないけどなんだか胸騒ぎがした。
『どうした?大護。シャーペン落ち…』
『ごめん、哲ちゃん。帰る』
『へ?っておい大護!カバンとコート!』
哲ちゃんの叫ぶ声も聞かずに、店の外に出て紺野を追いかける。
帰宅中のOLやサラリーマンがたくさんで、なかなか思うように進めない。
吹き付ける風が冷たくて痛い。
あぁ、コート着てくるの忘れたな。
でも取りに戻る時間さえ惜しかった。
繁華街を抜けて、少しずつ人の数がまばらになっていく。
角を曲がると、紺野らしき後ろ姿を見つけた。
周りに、何人かの人がいる?
足を止めずに近づいていくと、紺野の他に4、5人の男たち。
紺野の知り合いなのだろうか。
遠くて何を話しているのかはわからない。
楽しそうに話す男たちと、いつもより声のトーンが低い紺野。
あまりいい状況ではない事はすぐにわかった。