Dear Hero
ちょっと冷めた目で見下ろす俺に気づくと、はっと気づいて固まる。
恐る恐る離れていく両手をガッチリと掴み、じりじりと攻め寄る。
「ちょ…テツくん、待って」と後ずさりしていく紺野。
「ずるくね?これ、わざと?」
「いや…わざとじゃ……」
「俺が必死に我慢してんのに、紺野は平気で俺に触れてくんの?犬みたいに」
「ごめん、思わず……」
「犬のとこ、否定してよ」
「そこ?ご、ごめん………わっ」
追い詰められた紺野は、ベッドにつまづきそのまま倒れ込んだ。
その上に覆いかぶさるように、ベッドに手をつく。
「待って、テツくん……」
両手で俺の身体を押し退けようとぐっと下から押し上げられる。
本当に抵抗しようとしてるのかわからないくらい、俺の身体はびくともしない。
煩わしくてそのうちの左手首を掴んで、布団の上に押し付けた。
「ねぇ、だめだって……」
「我慢できないって言っただろ」
「お願い、待って……」
「もう待てない」
少しずつなくなる距離。
紺野の息遣いが全部聞こえる。
潤んだ瞳から、目が離せない。
「だめだってば……」
「俺がもうダメ」
「そうじゃなくて…だから……っ」
力強い声と共にスパコーンッといい音が部屋に響いた。
ジンジンする、俺の頭。
何が起きたのかわからなくて、呆然としながら手を離して起き上がる。
叩かれた頭をさすりながらぱちくりと紺野を見ると、涙目で怒っていた。
「待ってって言ってるじゃん!」
「………」
「私、まだYESともNOとも言ってないんだよ!?」
「………」
「話しに来てるんだから、それくらい待ちなさいよ!バカ!」
「………ぶはっ」
「……っ」
あぁ、これ。
俺の好きな紺野。
やっぱり、紺野はこれくらい強気な方がいいや。
「ちょっと……笑いすぎ…」
「ごめん。ちょ、ほんとごめん……止まらん」
「ひどい……」
「本当、ごめん。俺が焦りすぎてた」
笑いすぎて出てきた涙を拭いながら、ベッドの上で口を尖らせる紺野の隣に座り直す。
「怖がらせてごめん。……答え、聞いていい?」
恐る恐る離れていく両手をガッチリと掴み、じりじりと攻め寄る。
「ちょ…テツくん、待って」と後ずさりしていく紺野。
「ずるくね?これ、わざと?」
「いや…わざとじゃ……」
「俺が必死に我慢してんのに、紺野は平気で俺に触れてくんの?犬みたいに」
「ごめん、思わず……」
「犬のとこ、否定してよ」
「そこ?ご、ごめん………わっ」
追い詰められた紺野は、ベッドにつまづきそのまま倒れ込んだ。
その上に覆いかぶさるように、ベッドに手をつく。
「待って、テツくん……」
両手で俺の身体を押し退けようとぐっと下から押し上げられる。
本当に抵抗しようとしてるのかわからないくらい、俺の身体はびくともしない。
煩わしくてそのうちの左手首を掴んで、布団の上に押し付けた。
「ねぇ、だめだって……」
「我慢できないって言っただろ」
「お願い、待って……」
「もう待てない」
少しずつなくなる距離。
紺野の息遣いが全部聞こえる。
潤んだ瞳から、目が離せない。
「だめだってば……」
「俺がもうダメ」
「そうじゃなくて…だから……っ」
力強い声と共にスパコーンッといい音が部屋に響いた。
ジンジンする、俺の頭。
何が起きたのかわからなくて、呆然としながら手を離して起き上がる。
叩かれた頭をさすりながらぱちくりと紺野を見ると、涙目で怒っていた。
「待ってって言ってるじゃん!」
「………」
「私、まだYESともNOとも言ってないんだよ!?」
「………」
「話しに来てるんだから、それくらい待ちなさいよ!バカ!」
「………ぶはっ」
「……っ」
あぁ、これ。
俺の好きな紺野。
やっぱり、紺野はこれくらい強気な方がいいや。
「ちょっと……笑いすぎ…」
「ごめん。ちょ、ほんとごめん……止まらん」
「ひどい……」
「本当、ごめん。俺が焦りすぎてた」
笑いすぎて出てきた涙を拭いながら、ベッドの上で口を尖らせる紺野の隣に座り直す。
「怖がらせてごめん。……答え、聞いていい?」