Dear Hero
「ダイくん」
沈黙を破ったのは、紺野だった。
「やっぱり、その衣装かっこいいね。男の人って感じ」
「おお…あざす」
予算の都合で、エプロンとスカーフしか作れなかったから、その下は制服のシャツとズボンだ。
いつもとそんなに変わらないはずなのに。
それでも、女の子から“かっこいい”なんて言われてしまったら、そりゃ悪い気はしない。
「あははっまんざらでもない顔」
「すいませんね、単純で」
「今日、一緒に回れてよかった」
はにかんだ笑顔。
かわいい。
目が離せなくなってしまう。
「ちょっとの時間だけだったけど、すごく楽しかったよ。久しぶりだね、ダイくんとこんな風に並んで歩くの」
「……」
「あのね、私ね」
ふうと大きく息を吐いて強くこちらを見据える瞳に、思わず俺も背筋を伸ばす。
「小さい時からずっと、ダイくんの事が好きだよ」
沈黙を破ったのは、紺野だった。
「やっぱり、その衣装かっこいいね。男の人って感じ」
「おお…あざす」
予算の都合で、エプロンとスカーフしか作れなかったから、その下は制服のシャツとズボンだ。
いつもとそんなに変わらないはずなのに。
それでも、女の子から“かっこいい”なんて言われてしまったら、そりゃ悪い気はしない。
「あははっまんざらでもない顔」
「すいませんね、単純で」
「今日、一緒に回れてよかった」
はにかんだ笑顔。
かわいい。
目が離せなくなってしまう。
「ちょっとの時間だけだったけど、すごく楽しかったよ。久しぶりだね、ダイくんとこんな風に並んで歩くの」
「……」
「あのね、私ね」
ふうと大きく息を吐いて強くこちらを見据える瞳に、思わず俺も背筋を伸ばす。
「小さい時からずっと、ダイくんの事が好きだよ」