天神学園のお忍びな面々
「ならば甲斐や美緒も知っているか?」

牡丹の問いかけで、豆柴のわんこ耳とフサフサ尻尾がビクッ!と立つ(イメージ映像です)

「しまったです!誘導尋問でしたか!」

…ほぼ自ら喋った感は否めないが。

「お前もヒノモト出身の人間なのだろう。甲斐…勅使河原 龍駆と勅使河原 美緒は知己の筈だが」

「……」

まんまと乗せられて喋ってしまった事を悔しそうにしつつ、豆柴はポツリポツリと話す。

「甲斐は、ヒノモト番犬時代に一番可愛がってくれた兄貴分です…美緒姫様は、私達が守るべき存在だと、何度も甲斐に教えられたです…勅使河原 龍駆というのは、よく知らないですが…」

「そうか、甲斐の本名がリュークで勅使河原将軍家の子息である事や、美緒ちゃんが本当は姫様じゃない事は知らないんだね、豆柴ちゃんは」

「……」

椿の言葉に、豆柴がフリーズする。

「今……何と言ったです?」

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